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飯嶋 航大 (IIJIMA Koudai)

所属研究室


岩本研究室

略歴


2019年3月東京工業大学附属科学技術高等学校 卒業
2023年3月上智大学 理工学部 機能創造理工学科 卒業
2025年3月東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻修士課程 修了見込み

研究内容や興味のある分野


卒業研究

宇宙機搭載を目指した、テラヘルツ帯(波長30-300μm)の狭帯域フィルタの評価を行いました。研究したフィルタは、以下の2ステップで実現します。

  1. 一辺が12μm程度、深さが25μm程度の矩形の穴をSi基板上に周期的に作製します。
  2. Siに垂直にAuを蒸着して、「穴の底」と「穴を掘っていない部分」にAuを成膜します。

このようにして作った微細な構造に対し、垂直に光を入射すると、特定の波長を選択的に透過させるフィルタになります。上の金属面の穴の部分を、下部金属が空間的に遮断する構造なのに、条件を満たすと光が透過するのです!

修士研究

フォトニクスプラットフォームとしての、超ワイドバンドギャップ半導体(ダイヤモンドetc…)の微細加工技術開拓を目指しています。特にダイヤモンドは、色中心と呼ばれる結晶欠陥を使った量子インターフェースへの応用が期待されており、超ワイドバンドギャップ半導体の中では最もpromisingな材料のうちの一つです。ダイヤモンドを使った量子デバイスの性能を引き出すために、色中心と光との相互作用を増強させるための光共振器が求められています。特に、光の波長程度のスケールの周期構造により光を時間的/空間的に強く閉じ込めることができる”フォトニック結晶共振器”は優れたプラットフォームですが、加工困難なダイヤモンドのナノ微細加工を実現できる研究グループは世界的にも限られています。

我々は、酸素プラズマを使ったドライエッチングを駆使したダイヤモンドフォトニック結晶共振器の形成に取り組んでいます。国内で先駆けて、ダイヤモンドフォトニック結晶共振器に由来する共振器モードの観測に成功しました。

キーワード


サブ波長構造、フォトニック結晶、超ワイドバンドギャップ半導体、ダイヤモンド、酸化ガリウム、フォトニクス、

AEOでやりたいこと


研究の面白さの一つは”セレンディピティ”だと思います。研究は思い通りにいくことはほとんどなく、予想外の結果がつきものです。しかし、予想外のデータにも、新しい研究のタネが埋まっていたりします。例えば、私の学部時代の研究テーマは、当時の研究グループによりシミュレーションで偶然発見されたものです。

私は研究者としてはまだまだ駆け出しですが、研究に興味のある高校生に向けて、研究の面白さを発信して行きたいと思います!

趣味


旅行、トレッキング、温泉。

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